スポーツに関するトラブルを公正中立に解決(法務大臣認証紛争解決機関) 公益財団法人 日本スポーツ仲裁機構    






アスリートのためのスポーツ仲裁・調停ガイド!!

「スポーツ仲裁」とは… スポーツ仲裁規則による仲裁

スポーツの争いを解決する手段としては、裁判所や、スイス・ローザンヌにあるCAS(スポーツ仲裁裁判所)に訴える等の方法もありますが、スポーツの争いはそもそも裁判所による紛争解決に馴染まない場合も多いです。また、CASの場合は英語での手続となり、日本の選手の場合には費用が高額になってしまいます。一方、「スポーツ仲裁規則」による仲裁は手続が簡単で、スポーツ法・ルールに精通した専門家による廉価で迅速な解決を図ることができます。 また、審議手続は非公開で行われ、秘密も守られます(なお、JSAAの仲裁判断は、アスリートの氏名等をアルファベットに置き換えた上で、インターネット上で公開されます)。 この「スポーツ仲裁規則」による仲裁は、公益財団法人日本オリンピック委員会(JOC)、公益財団法人日本体育協会、公益財団法人日本障がい者スポーツ協会、各都道府県体育協会及びその加盟もしくは準加盟又は傘下の団体を対象とした制度です。この制度は、競技者と競技団体とが敵対し合うのではなく、あくまでも争いを円滑・円満に解決することをその目的としており、アスリートだけではなく、仲裁の相手方となる競技団体にとっても有用な制度です。